価値ある情報発信の重要性
2000年にブルーベリー園を造成。その年の4月に280本のブルーベリーを植えました。そして、ブルーベリー狩りのオープンは2003年の夏。集客はどうするか考えた時...
2000年にブルーベリー園を造成。その年の4月に280本のブルーベリーを植えました。そして、ブルーベリー狩りのオープンは2003年の夏。集客はどうするか考えた時、時代背景からしてインターネット、農園のHPを作りそこから集客しか思いつかなかったです。2000年と言えば、今のように高速回線はなく電話回線のISDNって言う回線が普及始めた頃。楽天やヤフーなどショッピングモールが認知されて、インターネットで買い物ができたことに喜びを感じた時でもありました。
HPの制作ソフトはホームページビルダー。書店で制作マニュアル本を買い農園のHPを作って行く訳ですが、どうもしっくり来ません。その時に商工会を通じてインターネットの講演があることを知り講演を聞きに行くことになったのです。先生は、傘屋ドッドcomの宮武さん。まあ、衝撃って言うか、話は面白いし内容は濃いし、元気はもらえるし、何よりインターネットで間違いないって思いました。確信を宮武さんから得た訳です。
講演で特に印象に残ったことは、制作ソフトで実際に農園のHPを作っていたので実態感を得たのですが、お客さんが自社のHPにたどり着いた時に、当時は3秒だったか、瞬時に何屋さんのHPなのか分からないといけないと言われたのです。じゃないと素どうりされるって言われました。当時の言葉で言うなればファーストビューです。お客さんにHPを見てもらった時に瞬時に何屋さんなのかが分かってアット驚かせなくてはならないのです。制作する上でまずはそこがポイントだと宮武さんの講演から感じたのです。
じゃあどうするか。
見たいHPに出会った時に、まず画面に出てくるのは画像。写真です。お客さんからすれば、写真が下手くそだと見ようと思わないですものね。だから、綺麗な写真を撮ることが必要と感じたのです。で、当時、僕はバカだから綺麗な写真はいいカメラ買えば撮影できると思い込んでいたのです。しかし、残念ながらデジカメ買ったけれど、雑誌に掲載されているような写真はまったく撮れません。ダサい写真ばかり。なんでや~
そんな時に出会ったのが報道カメラマンの冨田さん。迫力満点。そして、鋭い指摘。当たっているから言い返せない。けれども茶目っ気もあったりして面白い。ほんまもんと感じたからHPの運営とデジカメの撮影技術を教えてもらうことになるのです。当時、HP上ではSEOって言う言葉が流行ってました。どうしたら検索にかかりやすくなるのかを検証する制作上の技術です。そりゃ、お客さんに見てもらいたいのなら、検索で優位にならないと商売に繋がりません。けれど、冨田さんは、そこも大事だが小手先の技術よりも、身の回りすべての農家情報を出すことが今の時代には重要で、その為に意味の伝わる写真を撮れるようになりなさいと教えを頂きました。そして、数年後には画像の時代が来ることを常に言っておられました。
そして、
吾一、お前、旨い米とブルーベリー作ってるんだろ。旨いものは旨そう撮れとの教えも。ブルーベリーはブルーベリーらしくだ。米も一緒だ。
冨田さんの教えの元でHPの運営と同時進行でデジカメの撮影技術の取得も始まりました。HP上で身の回りすべての農家情報を出し続け、回りの反応も上々。写真綺麗だねって言ってもらえることがすごく励みになったし、見てもらってることが凄く嬉しかったです。ブルーベリー関連の問い合わせも多くなったし、そして、何より集客に効果があるってことを体感。個人のお客さんはもちろんですが、新聞、ラジオ、テレビ各メディアが見てくれて吾一農園のブルーベリー狩りを宣伝してくれたのです。高循環な集客戦略が描けるようになったのです。8月下旬には売り切れ御免。ブルーベリー狩り完売!
かっこいいやん。
ここは数値で示されないのですが、集客を頑張れねばと言う僕の想いがHPに入魂されて、僕の想いがお客さんに伝わったからかなと思っています。僕の一番弟子の桜島のよしにゃんが言ってました。当時、僕のHPを毎日見てたって。更新されない日は、なあ~んで更新しないのって思ってたって。よしにゃんにとっては価値ある情報がたっぷり詰まった吾一農園のHPだったのでしょう。そして、僕の農園に行って実際の畑を見たいと衝動にかられ、桜島よりはるばる900キロの道のりを本田フィットに乗って来てくれたんです。弟子入り第1号の誕生です。
価値ある農家情報を発信すれば必ずや仕事が舞い込む。実体験を元に学べたことです。これは講演を聞いた時に宮武さんも言われていたのですが、情報は出した分だけ返ってくるものですよ。と言われていました。これが、インターネットの掟だとか。人は良い情報を手に入れると得意になった気分になり、人に伝えたくなる心理が働くそうです。それが回り回って良き情報として自分の所に帰って来ると言う感じですかね。
当時と違い、今は情報が溢れかえっています。動画やSNSも含めて。そんな時代だからこそ、身の回り全部は必要ありません。お客さんに対してテーマに従って最高の価値ある情報を意味が伝わる写真とテンポのいい文章で発信することが大切です。どうでもいい情報は出せば出すほど今度はもう見てもらえなくなります。それを踏まえて情報発信の出し方を学ばなくては行けません。誰に向けて発信しているのかです。
お客さんにとって価値ある情報を出し続けたから今の吾一農園があります。HPは僕の想いを注ぎ込んでいます。僕の分身と言ってもいいくらいです。写真撮影技術。WEBの構成。ページ作りと文章。システム。長年培って来たものすべて指導します。価値ある情報満載のブログやSNSはどれだけあってもいいのです。そのことを分かっているから、農園、農家、ブルーベリー、農業に特化したブログを指導したい思いが今の僕にはあります。
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