直線1000Mを超える法面7本あまり。威力を発揮するのがツインモアー。モアーをトラクターに取り付け、油圧によって刈刃を駆動させ時速1.5キロほどのスピードで仕事をしてくれます。この1.5キロほどのスピードで実際にツインモアーが可動し、外からトラクターの速度を見ていると遅く感じるかも知れませんが、速度が遅いからと言って、運転席側で気を抜くとアット言う間に事故です。集中力の持続が高い次元で必要な仕事。
今までは、事故が心配だったから僕がすべてツインモアーの仕事はこなしていたのですが、トラクターの年間の運転時間と技量を見て多聞に今年から任せました。今日、仕上がりを見ましたがなかなかいい感じ。周りに注意も払いながらドライブしているのも分かります。自分のペースで落ち着いて仕事ができているのがいい所です。これなら本格的に任せられますね。

農業現場経験なしで入社した多聞。大竹のるたんでの溝切は3年目を迎えます。入社当初は訳わからなくあたふた感もありましたが、現場に行き、知恵が出るようになって来ました。カメラで溝切のシーンを撮影したくて遠くから眺めていたのですが、知恵を使って効率よく現場から現場へと移動し作業時間を短縮してくれているのが分かりました。
俺、教えてないぞって思うことも現場を熟せた回数からなのか理にかなったことを実践してくれています。成長してくれたなって思う瞬間に立ち会えたことが嬉しかったな。いい感じだ多聞。秋になれば昨年ちょこっと練習したコンバインのオペレーション。この感覚なら上手くDRを操ってくれそうだ。期待することにしよう。
